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愛宕山&地球が丸く見える丘展望館 |
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◇愛宕山は太平洋に突き出た銚子半島の南部に位置し、銚子は勿論、北総地域で一番の高所で標高は73.6mあります(図①右下赤色)。地球が丸く見える丘展望館は1988年(昭和63)1月1日に開館しました。展望スペースの海抜は約90mです。写真②参照 |
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◇北は鹿島灘から筑波山(標高877m)、西は屏風ヶ浦から九十九里浜北部を望むことができます。360度中330度までが水辺のため。水平線がまるく見えます。地球の丸さを実感できます。
展望館から鹿島工業地帯、大洗、日立市北部の山並み、筑波山、日光男体山(2484m)、運が良ければ海上に富士山(3776m)を見る事もできます。夕方はシルエットの黒富士山が見えます。銚子は富士山可視最東端の地です。
◇写真④:愛宕山には国土地理院の一等三角点が設置されています。
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◇日比友愛の碑は第二次世界大戦で戦火を交えた日本とフィリピン両国民が世界の平和を祈念するため昭和33年6月に建てられました。この塔は友愛の浄火をかたどったものです(写真⑤)。炎の先端は遠く洋上3,000kmのフィリピンマヨン山(マニラ富士)に向っています。 マヨン山:ルソン島南部、成層火山。標高2,462m。 |
千葉県一古い愛宕山の地層 |
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◇愛宕山層群は千葉県で一番古いジュラ紀(2億年前)の地層です。大陸のプレートの下に海洋プレートが海溝で潜り込むとき、大陸からの砂や泥などと、海洋プレートの移動でやってくる海山、サンゴ礁起源の石灰岩、深海の底で堆積したチャート(放散虫の遺骸)などが、ごちゃ混ぜとなって剥ぎ取られ陸側に付いた付加体です。
愛宕山層群には犬岩や千騎ケ岩や黒生のチャートが含まれます。 |
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◇友愛の碑の足元にある石垣に高神礫岩が使われています。硬い岩石で、愛宕山層群に属します。その石灰岩の礫から「フズリナ」と呼ばれる化石が産出します。紡錘虫は2.5億年前の古生代末に絶滅しました。(広義のフズリナ
は 紡錘虫類のこと)
◇フズリナは古生代(石炭紀~ペルム紀)に全盛期を迎えた有孔虫。主として石灰質の殻と網状仮足を持つアメーバ様原生生物の一群です。
普通は1mm以下、大きいもので5cm程度、化石では最大で19cmがあります。
25万種が知られており存続した期間は約1億年。
秋吉台などの石灰岩中に多量に存在し、進化の系統が研究されています:示準化石
古生代二畳紀末に突然絶滅、中生代への転換期に起きた大量絶滅を証明する化石。
(古生代石炭紀にはじまり,二畳紀末に絶滅した原生動物の一群) |
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◇展望館から300m位下ったところに愛宕山層の上に直接関東ローム層がのっているのを観察できる場所があります。このことは何を意味しているのでしょうか(写真⑥)。
◇12万年前の海水準が高かった時代にも陸として存在していたことを示しています。
隣の屏風ケ浦の地層には凡そ10万年前、海で堆積した香取層がありますがここにはありません。
◇12万年前の海水準の高かった時代にも水没せず孤島として存在したことになります。
図①右下の赤丸部分が愛宕山です。かつての銚子島です。 |