銚子ジオパーク市民の会

日本ジオパーク・ネットワーク正会員  since 2012

 

2022/0321_
Next 銚子の海岸植物 Back
花_01
  ▲HP_Top    サイトマップ   ガイド&保全   教育支援&講座  みどころ案内   銚子の海岸植物  市民の会ニュース 

画像のクリックで拡大表示
     
イソギク イヨカズラ ウンラン コウボウシバスカシユリ ソナレムグラ タイトゴメ ツルナ
      
1/5
 名前 概  略 
   
イソギク キク科キク属。分布:千葉県犬吠埼から静岡県御前崎、伊豆諸島。磯の菊からイソギクの名がある。花期:10月~12月。黄花で花びらのない筒状花。花びらのあるものはハナイソギク。銚子は分布域の北限にあたる。 晩秋の犬吠埼の崖地を飾る花。
   
イヨカズラ ガガイモ科の多年草。分布:日本全土の海岸崖地に生える。茎、葉の両面脈上および花序に毛がある。茎は高さ 30~60cmで上方はつる状。葉は対生し質が厚く楕円形または倒卵形で先端は円形または短くとがる。花期:5~7月、密に花をつける。銚子の海岸崖地には多く残っている。
   
 ウンラン ゴマノハグサ科の多年草。分布:千葉県以北の太平洋側沿岸。瀬戸内海沿岸。暖地の日当りのよい海岸の砂浜に生える。全体が粉白色で茎は地上を斜上する。葉は厚く葉柄はなく、つき方は互生、対生または3~4枚輪生など。8~10月に白と黄の花が咲く。 海の欄から名づけられたがラン科ではない。銚子には数か所残っている。
   
コウボウシバ  カヤツリグサ科スゲ属。自生地:日本全土の海岸の砂浜に生える。背の低い多年生の草本。地下には横に走る長い根茎があり、地上茎は間を置いて出る。葉は細長く、花茎より長く伸び、幅は2-5mmで、深緑色、縁はざらつく。基部には葉身のない葉鞘がある。基部の葉鞘は朱紫色をしており、糸網を持つ。花期は4-7月(銚子5~7月)。花茎は高さ10-30cm。コウボウムギより小さい。砂浜では波が寄せる近くまで進出。海水に強い。銚子の海岸に多くある。
   
スカシユリ ユリ科ユリ属。自生地:静岡県以北の崖地、砂浜。海岸の砂礫地や崖などに生える多年草。高さは20cm - 60cm。茎は直立。花期は太平洋岸の個体群で6月 - 8月(銚子6月末から8月)で直径10cm程度の赤褐色の斑点を持つ橙色の花をつける。花被片の付け根付近がやや細く、隙間が見えることから「透かし」百合の和名。銚子の海岸には多く残っている。
   
 ソナレムグラ アカネ科。開花時期8月~9月 多肉な葉をもつ小さい草。自生地:関東地方以西生に育しているが数は少ない。銚子犬吠埼は分布域の北限である。銚子の海岸に多く残っている。
   
タイトコメ ベンケイソウ科。自生地:関東以西の本州から九州(奄美大島が南限)に分布。開花時期:海岸の岩上に多い。花期5~7月。秋から冬にかけての紅葉も美しい。葉が多肉で大きな米粒のよう(大唐米の意味)。銚子の海岸に多くある。
   
ツルナ ハマミズナ科の多年草。自生地:北海道西南部〜沖縄の太平洋側海岸の砂地に生える。多肉で海岸の砂地に生え食用にも。茎は長さ40〜80cm。葉は長さ1〜2cmの葉柄があり厚くて長さ4〜7cm、幅3〜5cm。花は葉腋つき、萼筒は長さ3〜4mmで肩に4〜5個の突起があり裂片は4〜5片、開花時は内面黄色。花期は6〜9月。種は海流で広がり世界各地に。この草は簡単に畑でも栽培できる。
   
   ▲ ホームページTop   

   銚子ジオパーク市民の会