名前 |
概 略 |
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フジナデシコ
(ハマナデシコ) |
ナデシコ科の多年草。自生地:北海道を除く日本全土の海岸。崖地、岩の割れ目などに自生。茎は太く高さ30cm内外。葉は短柄があって対生し、卵形で厚く光沢がある。花期:7〜10月(銚子では7~8月)。茎頂に紅紫色で1.2〜1.5cmの5弁花を開く。犬吠埼には白花も多く咲く。花弁は倒卵形で先端に細歯がある。名は藤撫子で花色に由来。 |
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マツヨイグサ |
アカバナ科マツヨイグサ属。原産地;南米チリの一年草または多年草。江戸時代に帰化。日本には園芸用として導入され逸出し14種が帰化。「マツヨイグサ」は本属中の一種
を指すが、オオマツヨイグサやメマツヨイグサなど黄色の花を咲かせる複数の種を指す語として用いられる。花期:5~8月。.明治43年に来銚した詩人竹下夢二の宵待ち草で知られた草。夜に咲く一日花で海岸の砂浜に多い。 |
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マルバアカザ |
ヒユ科アカザ属の植物。自生地:本州~琉球の海岸や砂地に生える離弁花草本。葉は広く卵形(名の由来))。花序は太く、草丈20~60cmの1年草。 葉は長楕円形~広卵形で長さ2.5~6cm、幅2~5cm、やや厚く先は鈍形で裏面に粉状物に覆われる。花は密な穂状、1節に8~10個束生し小さく両性で苞も柄もない。
花期:6~8月。銚子ではあまり見ない。ホソバアカザは銚子に自生。 |
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マルバノハマシャジン |
キキョウ科ツリガネニンジン属。自生地:日本全土の海岸。 ツリガネニンジンは沙参〈シャジン〉と呼ばれ去痰や鎮咳に用いられる。 海岸型をハマシャジンという(中国語読みが和名に)。葉が卵形で海岸近くの草地に生える。草丈が低く、どっしりした感じ。花期:8~9月。高さ:30~50cm。銚子犬吠埼では個体数は少ないが残っている。 |
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ラセイタソウ |
イラクサ科:自生地:北海道から紀伊半島の太平洋側に多い。葉は大きく厚い。表面が細かいしわになり、ざらつく。織物の羅紗(ラシャ)に似た質感の葉が名の由来。海岸の岩場や崖地に生え、茎は太く高さ30-70cmになる多年草。花期:7~10月。 |
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ハマボウフウ |
セリ科ハマボウフウ属の一種。 自生地:日本全土海岸の砂地。多年草。 山菜として食用ほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。 花期5~6月。
食用になるため数が減ってしまったが、銚子や波崎の海岸には多く残っている。人為的増殖は難しい植物。 |
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ハマボッス |
サクラソウ科オカトラノオ属の越年草の海浜植物。自生地;日本全土の海岸の崖地。浜払子」と書き、花の咲く様子が払子に似ていることに由来。 高さ10-40cm。茎は基部から分岐して直立。葉は倒披針形で長さ2-5cm、幅1-2cm、多肉質で光沢がある。
花期は5-6月、白色の花が咲く。 |
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ビロードテンツキ |
カヤツリグサ科テンツキ属。自生地:茨城県富山県以西の海岸の砂地。砂浜に生え集団を作る。全体に細かな毛が多い多年生草本。葉や花茎、それに小穂などにビロード状の細かな白い毛を密生。葉は細長くて葉幅1.5-2mm。花期は8-10月。花茎は高10-30cm。銚子では君ケ浜の海岸に僅かに残っている。 |
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